坂のプロフィール 地域・No. 京都・京都市−5
報告者 M.Ogawa
報告日 2013年10月10日
登録日 2013年10月10日

 

坂名 産寧坂 (さんねいざか) 別名 三年坂(さんんざか)
三寧坂(さんねいざか)
再念坂(さいねんざか)
所在地 地図g  京都市東山区清水2丁目から八坂上町まで
目印  清水寺に通じる松原通の清水坂と五条坂が別れる地点から北に下り,ニ寧坂の坂上を通って八坂の塔に至る。
坂の特徴 坂の方向  東南東に向かい,途中から曲がって南に上る
長さ  380m
斜度  階段部分を覗けば緩やか(高低差28m,平均斜度4.2度)
形態  途中でL字状に曲がる石畳の坂。坂の最上部は階段になっている。
標識  坂上の五条坂・清水坂との合流点に,「三年坂」と書かれた石の標識(道標)がある。その標識の反対側には「左五条坂」と刻まれている。
 また坂の途中に駒札風の木の説明板がある。
      産寧坂(三年坂)
この坂を産寧坂といい四百年以上も前からある有名な坂で,名前のいわれについては古くから,いろいろの説があります。京都における最初の名所案内説である,「京童」(1658)や「洛陽名所集」(1659)にすでに数説あげられています。清水寺の子安の塔に続く坂であるため産寧坂というのが一般的で,産は「うむ」寧は,やすきという意味でこの坂を通って清水寺を参詣すると安産するといわれております。その他大同三年に出来たので三年坂ともいい又清水寺へ参詣の人をこの坂でふたたび祈願を深くするというので再念坂という説もあります。
由来 他  坂上の清水寺にある子安観音へ「お産が寧か(やすらか)でありますように」と祈願するために上る坂であることから,という説が有力。別名の「再念坂」は,清水寺に参拝した人が,願いが叶ったあとで観音様への御礼に参りする時に通る坂なので呼ぶようになった。
 産寧坂の周辺は国の“重要伝統的建造物群保存地区”に指定されている。
命名時期  808(大同3)年(?)
参考文献
写真 撮影日  2013年9月 撮影者  M.Ogawa

坂下側から見る
坂下側から見る
坂途中にある木の標識
坂途中にある木の標識
坂上部分にある石段
坂上部分にある石段を
 下から見上げる
坂頂上部にある石の標識
坂頂上部にある石の標識

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