坂のプロフィール 地域・No. 東京・調布市−3
報告者 江口 正紀
報告日 2010.12.18
登録日 2010年12月22日

 

坂名 阿弥陀堂の坂 (あみだどうのさか) 別名
所在地 地図g  調布市深大寺南町2丁目
目印  深大寺自然広場の東端にある。
 佐須街道のバス停「佐須公園」西側のコンビニエンスストア・まるKの西側を200m北へ入った、住宅街の中に坂下がある。ひきずり坂の坂下から東へ直線距離で約120mの地点でもある。坂下西側50mに庚申塔1基、地蔵菩薩立像3基が立つ。
坂の特徴 坂の方向  北方向へ直線で上る。
長さ  60m
斜度  高低差:6m、坂下標高:34m(平成12年8月1日国土地理院発行の地形図、調布より演算)
形態  コンクリート柱で土止めされ、直線で上る階段坂である。
標識  標識はない。
由来 他  〔調布の古道・坂道・水路・橋〕に、『坂の下西側に阿弥陀堂があったと伝える。今は庚申塔1・地蔵像3と墓石2が残る。』とある。坂下の庚申塔1基は、元禄8年(1695)の建立。地蔵菩薩立像3基の建立年代は、それぞれ、寛保元年(1741)、安政3年(1856)、昭和55年(1980年)の建立である。

 「調布市の石造物(1)路傍の石仏」に、『すぐ近く、東北に5メートルほどの植木の中に寛文六年(1666)の墓石と破損で全く銘文がなくなってしまった墓石の二基がある。元名主他三家の墓地であったといわれる。元名主家はもとこの地に住み、後に崖上の現在地に移ったという。』とある。

 坂上には武蔵野の自然風景が今も色濃く残る「深大寺自然広場」がある。

*引用文にある元名主の個人名、住所は削除した。

命名時期  
参考文献  @調布市文化財調査報告書〔調布の古道・坂道・水路・橋〕調布市教育委員会、平成13年12月10日発行
 A 「調布市の石造物(1)路傍の石仏」:調布市教育委員会、昭和57年3月25日発行
写真 撮影日  2010.12.10 & 12.18 撮影者  M.Eguchi

 
坂下より坂上方向
@阿弥陀堂の坂:坂下より坂上方向。前方は広場。
 「ひきずり坂」は左折方向
キャンプ場へ通じる広場西側の階段坂
A阿弥陀堂の坂:キャンプ場へ通じる広場西側の
 階段坂。前方が「ひきずり坂」方向
キャンプ場(通称:カニ山)
B阿弥陀堂の坂:キャンプ場(通称:カニ山)
坂上を道なりに進むと「ひきずり坂」の坂途中に接続する
C阿弥陀堂の坂:坂上を道なりに進むと「ひきずり坂」
 の坂途中に接続する。右側「ひきずり坂」
坂下より西側50mに立つ庚申塔と地蔵菩薩立像
D阿弥陀堂の坂:坂下より西側50mに立つ庚申塔と
 地蔵菩薩立像

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