坂のプロフィール 地域・No. 東京・調布市−32
報告者 江口 正紀
報告日 2010年12月13日
登録日 2010年12月13日

 

坂名 城山の坂 (しろやまのさか) 別名
所在地 地図g  調布市深大寺元町2丁目
目印  深大寺通りの「深大寺」バス停(京王バスのターミナル)に隣接する東側の駐車場前が坂下である。坂下東側に「深大寺そば・定食・飲物 いずみや」がある。
坂の特徴 坂の方向  南南西へ上る。
長さ  90m
斜度  高低差:8m、坂下標高:42m(平成12年8月1日国土地理院発行の地形図、調布より演算)
形態  緩く右に曲がり上る急坂。
標識  (標識はない)
由来 他  「深大寺城跡第3郭西側の堀跡に沿った坂。」と〔調布の古道・坂道・水路・橋:67頁〕にある。
 深大寺城は、調布史談会誌第12号1頁に【深大寺城の名が最初に現れる文献は『河越記』『相州兵乱木記』『北条記』などの戦記物である。それらに一致しているのは、扇谷(おうぎがやつ)上杉朝定(ともさだ)が天文六年四月、十三歳の若さで父朝興(ともおき)の死の跡を継ぎ、北条氏に対する退勢の挽回をはかってこの城を再興したが、北条氏綱は同年七月十五日、逆に朝定の居城川越城を攻略した、という記述である。】とあり、深大寺城が中世の城址であることがわかる。
命名時期  
参考文献  @調布市文化財調査報告書〔調布の古道・坂道・水路・橋〕調布市教育委員会、平成13年12月10日発行  A調布史談会誌第12号(昭和56年5月)〔深大寺城〕
写真 撮影日  2010.12.10 & 12.12 撮影者  M.Eguchi

 
:坂下。「深大寺そば・定食・飲物 いずみや」
@城山の坂:坂下
「深大寺そば・定食・飲物 いずみや」が東側にある。
坂下近くの京王バスの「深大寺」バス停と深大寺門前の街並み
A城山の坂:坂下近くの京王バスの「深大寺」バス停と
深大寺門前の街並み
坂途中より坂下方向
B城山の坂:坂途中より坂下方向
坂上
C城山の坂:坂上
右後に「ジュニア育成のテニススクールとして、
松岡修造をはじめ多くの日本を代表する選手を育てた」
『桜田倶楽部東京テニスカレッジ』のテニスコートがある
坂上の南東150mにある「都旧跡 深大寺城跡」の標柱
D城山の坂:坂上の南東150mにある「都旧跡 深大寺城跡」
の標柱と「第一郭跡」の標識
深大寺城「第一郭跡」の標
E城山の坂:深大寺城「第一郭跡」の標識。
Dの拡大写真
深大寺城跡「第二郭跡」の広場
F城山の坂:深大寺城跡「第二郭跡」の広場
土塁で囲まれ、建物跡の柱穴の位置を石柱で示している
深大寺城跡
G城山の坂:深大寺城跡。建物跡の柱穴を説明する標識
深大寺城跡現況図
H城山の坂:深大寺城跡現況図。『調布史談会誌第12号
(昭和56年5月):深大寺城、14頁』より抜粋

深大寺城跡は神代水生植物園の西側の坂を上った段丘上
I城山の坂:深大寺城跡は、神代水生植物園の西側の
坂を上った段丘上にある

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