坂のプロフィール 地域・No. 東京・文京区−117
報告者 M.Ogawa
報告日 2010年3月11日
登録日 2010年9月8日

 

坂名 薬罐坂 (やかんざか) 別名  夜間坂,野豻坂,夜寒坂,射干坂(いずれも“やかんざか”)
所在地 地図g  文京区目白台2丁目
目印  目白通りから不忍通りに抜ける道の北半分。
坂の特徴 坂の方向  南に上る
長さ  190m
傾斜  坂下部分がやや急坂(高低差4m,平均斜度1.2度)
形態  直線
標識  坂下近くに,文京区が設置した標識がある。
薬罐坂   やかんざか  (夜間坂)
 江戸時代,坂の東側は松平出羽守の広い下屋敷であったが,維新後 上地され国の所有となった。
 現在の 筑波大学附属盲学校 一帯にあたる。また,西側には広い矢場があった。当時は大名屋敷と矢場に挟まれた 淋しい所であったと思われる。
 やかん坂のやかんとは,野豻 とも 射干 とも書く。犬や狐のことをいう。野犬や狐の出るような淋しい坂道であったのであろう。
 また,薬罐のような化物が転がり出た,とのうわさから,薬罐坂と呼んだ。
 夜間坂のおこりは,この地が「夜さむの里道」と,風雅な呼び方もされていたことによる。
 この坂を挟んで,東西に大町桂月 (1863〜1925,評論家,随筆家) と,久保田空穂 (1877〜1967,歌人,国文学者) が住んでいた。
   この道を 行きつつみやる 谷こえて  蒼くもけぶる 護国寺の屋根  (久保田空穂)
          文京区教育委員会   平成13年3月
由来 他  野犬や狐の出るような淋しい坂道だったため,あるいは,薬罐のような化物が転がり出たとの噂さから,この名で呼ばれた。(標識より)
命名時期
参考文献
写真 撮影日  2001年11月 撮影者   M.Ogawa


薬罐坂 薬罐坂
薬罐坂 標識
薬罐坂

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