坂のプロフィール 地域・No. 東京・千代田区−49
報告者 M.Ogawa
報告日 2012年12月15日
登録日 2012年12月15日

 

坂名 鍋割坂 (なべわりざか) 別名
所在地 地図g  千代田区隼町
目印  国立劇場とグラントアーク半蔵門の間を東西に通る坂。東端は三宅坂の坂上になる。
坂の特徴 坂の方向  東西から上る,伏せた鍋のように中間が高い坂。
長さ  160m
傾斜  緩やか
形態  ほぼ直線
標識  標識なし
由来 他  この道は内堀通りから真っ直ぐ伸びて平河天神の正面にでる由緒ある参道坂であった。切絵図をみると,天保版でははっきり見える。明治11年の地図には,現在の半蔵門会館(現・グラントアーク半蔵門)から国立劇場・最高裁までは,陸軍本病院となっており旧道路は構内にとりこまれている。その後陸軍の中枢部に変貌し,戦後 国立劇場ができたとき鍋割坂の道も復活した。昭和30年代には,内堀通り桜田濠に面して一の鳥居がたっていた。坂の名から,このあたりは小丘があって,天神前へ真っ直ぐ切通し,すこし上って天神へ下っていったと思われる。(「東京の坂風情」より)
命名時期
参考文献  「今昔東京の坂」岡崎清記 日本交通公社刊 1981
写真 撮影日  2002年4月 撮影者   M.Ogawa

東の内堀通りから上を見る
東の内堀通りから上を見る
西の国立劇場通りから上を見る
西の国立劇場通りから上を見る

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