坂のプロフィール 地域・No. 東京・大田区−51
報告者 M.Ogawa
報告日 2010年3月11日
登録日 2010年3月11日

 

坂名 めぐみ坂 (めぐみざか) 別名
所在地 地図g  大田区池上1丁目
目印  池上本門寺前の東,妙雲寺の東角から北西に向かい,“大森めぐみ教会”を経て 堤方神社の先まで
坂の特徴 坂の方向  北西に向かって上り
長さ  230m
傾斜  急な坂(高低差20m,平均斜度5度)
形態  複雑に左右に曲がる。
標識  坂下の妙雲寺前に,大田区が設置した標識がある。
めぐみ坂
 現在では,坂の西側にめぐみ教会があるため,めぐみ坂 と呼ばれることが多いようである。 かつては,昭和4年までこの地にあった料亭「あけぼの楼」にちなみ「あけぼの坂」とも,古くは「相の坂」とも呼ばれた坂道である。
               (設置年月不明)   大田区

由来 他  坂を上がる左側にめぐみ教会があるため,この名で呼ばれることが多い。
 昭和5年発行の『大東京川崎横浜復興大地図』では,この坂は「あけぼの坂」となっている。明治時代中期に徳富蘆花の小説『富士』にも出てくる料亭「あけぼ乃楼」が現在のめぐみ教会の敷地に開業し,それにちなんだ名であろうと思われる。
 「あけぼ乃楼」は,明治大正期は大変繁盛し,元勲・貴族が連夜宴を催し,日露戦争の戦勝祝賀会も催されたと伝えられているが,昭和4年に廃業した。(大田区HPより)

 明治時代にこの付近で温泉が出たため,曙楼 という料亭や“池上温泉場”が設けられ,景勝地だったこともあり,多くの政治家や文人らが訪れ賑わったという。妙雲寺の駐車場入口にある案内板には,旧曙楼のレンガ造りの 特徴ある門柱の絵が描かれている。 (写真下)

命名時期
参考文献  大田区HP:「池上地域の坂道
写真 撮影日  2002年12月 撮影者   M.Ogawa


めぐみ坂 めぐみ坂
めぐみ坂 標識
めぐみ坂
前方に「めぐみ幼稚園」の看板

妙雲寺駐車場で見た案内標識

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