坂のプロフィール 地域・No. 神奈川・横浜市鶴見区−26
報告者 M.Ogawa
報告日 2010年3月11日
登録日 2011年3月1日

 

坂名 見返し坂 (みかえしざか) 別名
所在地 地図g  鶴見区豊岡町から 鶴見2丁目と寺谷1丁目の間まで
目印  JR鶴見駅から 総持寺の北側を通って 東寺尾方面に抜ける道(鶴見獅子ケ谷通り)。
坂の特徴 坂の方向  北西に向かって上り
長さ  290m
傾斜  緩やか
形態  
標識  坂上に総持寺の墓地に入る狭い石段があって,その入口に「山神塔」という大きな石碑と並んで「見返し坂」の碑が建っている。碑は道標を兼ねている。
 (この道路は 大正11年に開通したが,2年がかりの 難工事だったという。それを犠牲者なしに竣工したことを記念して 建てられたのが「山神塔」である。)

見返し坂  みかえしざか
  西 大池ヨリ獅子ケ谷ヲ経テ師岡ニ到ル
  東 東海道線鶴見駅ヲ経テ海岸ヘ到ル
        平成元年十月

由来 他  1872(明治5)年,新橋から横浜までの鉄道が開通して 鶴見駅の営業も始まった年,西郷従道(西郷隆盛の実弟,当時 陸軍少輔)が,「鶴見の丘は京浜間随一の眺望地だ」と聞き富士山を見るべく 鶴見停車場の向いにある 通称“お墓山”に向かったところ,坂の途中で 駅の方から汽車の汽笛が聞こえてきた。すると 従道は 後ろをふりむき 駅に入る汽車を見ながら,「この坂は汽車を見返す坂だ」とつぶやいた。これを契機に「見返し坂」と命名された。
    (『鶴見の坂道』 による)
命名時期
参考文献  『鶴見の坂道』 鶴見歴史の会・横浜市鶴見図書館/編
写真 撮影日  2004年3月 撮影者   M.Ogawa


見返し坂 見返し坂
見返し坂 碑 (左の石碑)
見返し坂

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