坂のプロフィール 地域・No. 神奈川・横浜市鶴見区−3
報告者 M.Ogawa
報告日 2015年02月14日
登録日 2015年02月14日

 

坂名 馬のメド坂 (うまのめどざか) 別名
所在地 地図g  鶴見区馬場2丁目
目印  水道道の“馬場2丁目”交差点から30mほど北東に進むと,北に向かって急坂が立ち上がっている。坂は車も入れるが急なために歩行者用の階段もついている。ここから北=北東に続く長い坂。
坂の特徴 坂の方向  坂下側は北に,途中から北東に向かって上る
長さ  490m
傾斜  坂の上り口は急坂。全体は緩やか(高低差25m,平均斜度2.9度)
形態  左右に曲がりながら上る
標識  なし
由来 他  水道道から狭い急坂を登るとゆるやかな坂道が続き馬場6丁目に至る坂を「馬のメド坂」と呼ぶ。昭和7年ごろ水道道ができるまで,人々はこの道を通っていた。今も道幅が狭く車の通行も困難だが,室町時代から近世に至る古い東海道の往還道として重要な道だった。永享のころ(1430〜40)には唯一この街道が寺尾城大手門に通じていた。この辺りは馬の背中の尾根づたいに似た地形になっている。坂の入口は馬の尻のメド(穴)のように感じられたので「馬のメド坂」と呼ばれた。この他に,メドは馬道(めど)のことで,馬を引き入れる道のことではないかという説もある。(「鶴見の坂道」より)
命名時期  室町時代(14世紀)
参考文献  「鶴見の坂道」 横浜市鶴見図書館刊
写真 撮影日  2015年2月 撮影者  M.Ogawa

坂下から見上げる
坂下から見上げる
坂下部の急坂を上から見る
坂下部の急坂を上から見る
坂下部の急坂をすぎるとダラダラと長い上り坂
坂下部の急坂を過ぎると
ダラダラと長い上り坂

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